「チームCさかどは、坂戸市役所と協働でTNR活動をしております」と紹介文に書いたり、自身の説明時に話したりしています。
恐らく、動物愛護活動などに関わっていない場合は、ほぼほぼ理解されていない言葉だろうと思います。
ここで改めてTNR活動とは何か、起源や効果について説明をしたいと思います。ぜひ、周りの方たちにも教えてあげてくださいね。
読み方と意味
TNRは、ティー、エヌ、アールと読みます。
ティー、エヌ、アールとは、Trap、Neuter、Returnの英単語の頭文字を並べたものです。
T=Trapトラップ=捕獲
N=Neuterニューター=不妊手術
R=Returnリターン=元に戻す
日本に持ち込まれた起源
なぜ英語かというと、1993年に英語教師として来日したアメリカ人がその当時の町の猫たちが酷い状況だったため、この状況をどうにかしたいとJapan Cat Network(JCN)という団体を立ち上げ、自分達の既知であるTNRをその町でスタートさせました。つまり、TNRはアメリカ発祥でアメリカ人が日本に持ち込んだのでした。
JCNはTNRをやりたいという希望者に効果やノウハウを教えていたようです。
効果について
JCNは、野良猫たちを捕獲し、不妊手術を施し、元の場所に戻すというTNRプログラムという位置付けで、目的は、「野良猫による近隣への被害や不要な殺処分を減らすためには、適切な繁殖抑制が必要」と考えていたようです。
まさしく、チームCさかどの目的と同じです。チームCさかどではこれに付け加えて、のら猫や外飼い猫のクレーム対応及び元に戻した後の管理、見守りをお願いしています。
実際現場にいる伊藤の感想は、TNRを徹底的に行ったエリアには子猫が発生しないことは明らかです。この効果について理解している市民の方たちは、新入りがきたらすぐに連絡をいれてくれます。元に戻した後の管理をきちんとしてくれています。
そうすることで、TNR活動は「自然減」という求めている結果を当然ながら出してくれています。
まとめ
TNR活動は、のら猫の数を自然減させ、のら猫被害を減らすことができるとても有効な方法です。その時、近隣住民市民の皆さんの協力を得て、のら猫たちの管理と見守りをすることにより、のら猫を通して住民同士の会話が生まれ、防犯にもなり、人とのら猫の共生が成立します。
のら猫の寿命は、3-5年です。短期間に効率よく、徹底的にTNR活動をすれば、永遠にしなければいけないことではありません。