地域猫活動団体

のら猫=飼い主のいない猫としますね。

伊藤と地域猫活動の関係

チームCさかどの代表の伊藤は、埼玉県の動物愛護推進員です。(彩の国動物愛護推進員が正式)

埼玉県では、平成24年(2012年)に「地域猫活動実践ガイドブック~野良猫を減らすために~」を作成し、各地方自治に配布しました。今から10年前ですね。

そして、これに呼応して補助金が県から交付され、申請し許可が出たらもらえます。

私は、「TNR活動の延長線上で、できるのであれば地域猫活動に格上げしたい」とずっと考えていました。

坂戸市が補助金の交付申請をしてくれたので、私は地域猫活動の枠組み作りを本格化させました。

この時に土台となったのが前述のガイドブックです。それと交付金。チームCさかどのTNR活動と関わった住民の皆さんとどうリンクさせようかと一生懸命考えました。

で、出た答えが現在チームCさかどがサポートしている3つの地域猫活動団体となります。

佐上氏のいう「TNR先行型地域猫」について

私は県のガイドラインの内容の地域猫活動の中の地域猫と佐上氏のいう「TNR先行型地域猫」は別物だと思っています。

地域猫活動は、それをガイドラインのようにすることはかなり高度でまとまらないのです。でも、まとまるまでTNRをしないと猫がどんどん増えるので、とりあえずTNRを先行していきましょうという意味合いだと考えています。

ですので、「不妊去勢手術を行ったのら猫は全て地域猫だ」と位置づけるのは間違いであり無理があります。この勘違いや誤解で「不妊去勢手術を行ったのら猫は全て地域猫だ」と思い込んでいる人がたくさんいます。私の周りにもいます。

口に出すとすれば、「TNR先行型地域猫」というべきです。この単語は佐上氏の意図をよくあらわしていますし、意味の通る単語だと思います。

地域猫といわれる猫とは

地域住民に認めてもらっている不妊去勢手術をした飼い主のいない猫と言えます。地域猫活動に関わらずとも、地域住民がちゃんと知っているというのが大前提です。

地域猫活動の目的は

完全にTNR活動と同じです。のら猫の自然減です。のら猫被害のクレームへの対応です。のら猫への犯罪発生抑止です。住民と行政とボラがタッグを組んで組織し運営し管理です。

地域猫の正しい概念のわからない人は、「猫好きが集まって何かやっている」と思い込んでいます。ネットの時代だし、令和だし、頭の中を時代とともにアップデートするのがよいと思います。

しかしながら、地域猫活動団体やチームCさかど、坂戸市役所に課せられているのは「広報、啓発」になります。ここの部分はかなり重要であるし、喫緊の課題でもあるでしょう。のんびりやるものではありません。

まとめ

地域猫活動をしてみたいという場合は、埼玉県発行の「地域猫活動実践ガイドブック~野良猫を減らすために~」を徹底的に読み込むのがよいと思います。

そして、自らのケースであったらどう展開すればいいのかをノートにでも書いてシュミレーションしたらよいかと思います。

時間が合えば、ご相談にも応じます。