一匹で暮していた穏やかなオス猫

こののら猫については去年の秋と今年の春と2回通報があった事案でした。

私も忙しいし、保護できないし、どうしたものかと考えて、「エサやりさんにエサを運んでもらって様子を見よう。内内で里親を探そう」という話になっていました。

この春、TNRを依頼された方から、「実は別件で相談がある」とのこと。話をきくと、「なんか聞いたことがあるなぁ」と思ったのでした。この方がいうにはどうも「ゴルフクラブをもったおやじがその該当猫と遊んでいた女子中生を脅かしていた」と。

人馴れしたオス猫らしいので、虐待にでもあったらと不安がよぎり、どうにかせねばと思いました。このオス猫は去年のうちに去勢手術は済ませていました。

みなしごの終生に送ろうと私が決め、資金集めをすることにしました。猫好きの友人やらTNRの依頼者さんやら信頼できる人だけに声をかけました。そしたら約1週間で資金が集まったのです。

2020年3月12日、お天気晴れ、みなしごに行く当日、エサやりさんが4人、チームCさかどのメンバー1人と私とで見送りとなりました。私がみなしごまで搬送です。本当にみんなから心配してもらい、ある意味幸せな猫だったなぁと思いました。

彼はすて猫なのか、のら猫なのか、どうしてここにいるのか、真実は誰もわからず、みなしごで残りの余生をのんびりと暮らすことになりました。写真で。

ここで冬を越して、春まで過ごしていたようです。
水とカリカリは交代で運んでいたそうです。
こちらがその猫さん。ほん野良にはみえない顔つきですね。すて猫なんだろうな。
捨て猫をさせないように市役所と一緒に看板をつけました。捨て猫は犯罪です。西入間警察と市役所 環境政策課の名前いり。私の名前は私は入れたいくらいですが入っていません。