子猫をレスキュー、譲渡しました

TNRをしていたあるお宅から電話を貰いました。「子猫4匹の面倒をみようと思っていたが、買物で転びたんこぶができ体が自由に動かなくなった、子猫の面倒の自信がないのでどうしたらいいだろうか?」とのこと。

子猫たちのことは知っていたので、即レスキューし、譲渡に出すことにしました。生後1か月半位でしょうか。

令和元年11月22日、レスキューしたその日のうちに動物病院に行き、エイズと白血病の血液検査、ワクチン1回目、ノミダニおろしをしました。ちょっと風邪ぎみではありましたが、体調は良好とのこと。1週間後に検便をしました。

幸い4匹ともエイズと白血病は陰性。検便も異常なしで薬もなし。これなら先住猫のいるところでも大丈夫となりました。

4匹を私が全て飼養することはできず、2匹をTNR等でお世話になっている友人に頼みました。この人も猫すきでよくきちんとお世話してくれる人です。

4匹とも先住猫にもなじみ、人間大好き子猫になりました。馴化に成功したという言葉で表すかどうかわかりませんが、安心して譲渡できるレベルになりました。

私は坂戸で発生した子猫は坂戸の人に飼ってもらいたいと思っています。お互いに市内であれば連絡もつくし安否もわかりやすいからです。で、「ポスター大作戦」をすることにしました。ネットでの募集は一切せず、ポスターを作り人目につくところに貼ることにしました。たくさんの電話をもらいました。

このおかげで、3匹は正式譲渡できました。夏君、秋君、春ちゃんの順で。

譲渡前に生活するおうちを訪問し、生活環境を拝見させていただき、ご家族さんたちや先住猫さんにも会いました。トライアルを1週間設けました。トライアル後に正式にうちの子にしたいと要望を頂きました。譲渡条件や初期医療費の支払いも快く飲んでいただき、本当によいところに譲渡できたと思っています。

ラインで近況を報告してくれます。それをみて本当に安心しています。

残る1匹は現在うちにいます。あだ名は「ジェット機 冬」主人がジェット機のように駆け回るのでそうつけました。一番体の小さい子でした。主人は「うちの子にすればいいよ」と言っています。3本足のゆめちゃんの時もそう言ったのです。

冬は人間をほんわかとした気持ちにしてくれるお茶目で元気な子猫です。その幸せを理解し大事にしてもらえる家族のもとへ行くのがいいのだろうと思っています。

レスキューする前に撮った写真です。ちょっと風邪ぽっかたです。真っ黒なお母さん猫が面倒をみていました。
レスキューした時です。こちら2匹は友人宅へ。実物の方がはるかにかわいかったのです。
こちら2匹は私のところへ。病弱で病院通いを覚悟しました。が、とても元気に過ごしましたけど。実は4匹とも実物が写真より数倍かわいいのです。皆さん、第一声が「かわいい!」でしたよ。