大変ご心配をおかけし申し訳ありませんでした。そして、すぐさまご支援くださった皆様に心から感謝と御礼申し上げます。
保護猫たち、私の飼い猫たち、私と家人は今皆様の心温まるご支援のお陰で生活できております。皆様のご支援がなければきっと露頭に迷っていたことでしょう。
ここに経緯を書かせてください。
チームCさかどは、10月12日のよさこいに初めてブースを出すことになっていました。ねこ雑貨販売のための準備、ポップ作成、テーブルやいすの段取りやら極めて忙しい状態でした。
10月11日、土曜の朝8:15AMまで、私は3階の出火場所のすぐ脇で朝ごはんを食べていました。いつもなら8:30頃までいるのですが、その日に限ってよさこいのことが頭にあって、8:15AMには2階の保護部屋のある場所でよさこい準備の作業を始めました。
9:00AMちょっと前に3階の私の飼い猫1匹の変な声がしたので、3階にあがって行こうと階段を上り始めたら階段の半分まで黒い煙でおおわれていました。びっくりして、窓を開けなくちゃと思い、真っ暗な中を先ほどご飯を食べていた部屋に入り、シンクの前面にある窓を開けました。この時、煙を吸ってしまいゲホゲホとなり死んでしまうと認識し階段側に戻りました。
階段の先には洗面所があり、その中にタオルがあったので水で濡らし口を押え、再度リビングに入っていきました。しかしながら再びゲホゲホとなってしまい、死んでしまうと意識しました。
再度階段側にもどり、飼い猫たちの名前を叫びました。6匹が出てきました。1匹づつ抱っこして2階に降ろしました。その後、他の猫たちの名前を何度も呼びましたが反応は全くありませんでした。
真っ暗で見えず、2階の保護部屋の猫たちも心配なので、いったん2階に下りました。その時、外からご近所さんと賃借人の方が「伊藤さん、火事だよ、火事だよ」と大声で叫んでいました。2階は大丈夫だと思い、1階におり賃借人の方に「すみません、消防に電話してください」と伝えました。
それからまもなく仲間が来ました。消防の方たちも来ました。私が「中に猫がいるから!猫がいるから!」と叫んだと記憶しています。消防の方々が来てからは私は事情聴取でいろいろ聞かれ始めました。そうこうしているうちに仲間たちが集まってきてくれて、消防が準備してくれたブルーシートを2軒先にあるクリニックさんの自転車置き場に敷いてもらい、猫たちをそこに移動させることになりました。
一番初めに救助されたのが、3階の飼い猫のクロちゃんでした。大量のよだれをたらし、息も絶え絶えで、目もうつろになりぐたっとなっていました。それを仲間が体をふいて、よだれをふいてくれていました。私が自分の目で見たのはここまでです。

クロちゃんはすぐに仲間が病院に連れていってくれました。病院で注射を2本してもらいました。おかげで命は助かりました。
私は、救急隊員が「煙を吸うと時間が経つにつれて症状がでてきて手遅れになる場合があるから至急救急病院に行きましょう」と言われましたが猫が心配で、「私は大丈夫ですから、猫が助かったら行きます。それでいいですか?」と何度も問答を繰り返しました。
それを見ていた消防の大隊長さんが私に「猫はこちらで絶対に助けますから、病院に行ってください」と言ってくれました。それを聞いて安堵して素直に救急車に乗り病院へ行きました。
病院ではガス検査をすぐにしました。右足の付け根の動脈から血液を採取し、体内の一酸化炭素を計測しました。4.6%ありました。通常は2%で10%になると死んでしまうのだそうです。救急の担当医は熱い煙を吸ったか、頭が痛くないか、呼吸が苦しくないか、どんどん質問してきました。私の答えは全てNOでしたが、大事をみて救急で安静にして様子をみるということになり、夕方まで横になっておりました。
ただ血圧が上が204と出て、担当医も私もびっくり。だいぶ後になってかかりつけ医が「アドレナリンが出たからだよ」と教えてくれました。
夕方病院から戻ると、仲間たちがひとりの仲間の家の一室にゲージを用意して猫たちを移動させていてくれました。「伊藤さん、どの子とどの子が相性がいいの?仕分けして。」「あの子とあの子が脱走して、他の子たちを確認して。」仲間たちの素早い判断とテキパキさに驚いて、この子たちが助かったのは仲間たちのお陰だと心底感謝しました。
仲間たちはすぐに毛布やら、食器やら、買い出しに行ってくれて猫たちがちゃんと生活できるように整えてくれました。キャットフードやちゅーる、猫砂などもすでにそこにありました。猫のために一室を提供してくれた仲間が「伊藤さんは片付けなどがあるだろうから、自分たちで猫のお世話をしますから」と当番表も作ってくれました。本当にありがたかったです。
仲間から保護猫たちを助けた様子を聞きました。病院に行った猫たち、脱走した猫たちなどなど。そんなにやってくれたんだと感謝の気持ちでいっぱいになりました。感謝してもしきれないです。
そして火事の起きた10/11は過ぎて行きました。
翌10/12は参加予定だったよさこいを私は全面キャンセルをしました。しかしながら、仲間たちがブースを出して、物販や被災猫の義援金を集めるという旨で仲間たちだけでよさこいに参加してくれました。これに関しては別記事で書きたいと思います。
そのよさこいの日に、猫で懇意にしている方の申し出で、その方の所有している賃貸の一軒家を貸してもらえることになりました。人間も猫も一緒にいつまでいてもいいし、お家賃はいらないとのことでした。私はわらをも掴む気持ちでお願いしました。もしこの申し出がなければ露頭に迷うからです。心の中では、保護猫と自分の飼い猫全頭を終生保護施設に送ろうと考えていました。そして、人間だけの生活になればどうにでもなると。
この一軒家を借りるにあたっては、焼け出されてしまった私たちの保証人になってくれた人がいます。その人のおかげで無事に賃貸契約を結んで鍵をいただくことができました。この方には大感謝です。
10/16午前中に軽トラ所有の猫で懇意にしている方に手伝ってもらい、猫たちを新居に移しました。引越をしたのです。そして助かった被災猫たちと私と家人の新居生活が始まりました。
家人は火事後の片付け、私は猫の面倒と火事後の片付け。目まぐるしく日にちが経って、今日の報告となりました。大変遅くなったことお詫び申し上げます。いろいろな方からのいろいろな支援で今猫たちと人間は無事に生活できております。心より感謝申し上げます。
火災の原因は延長コードのタップでした。それが経年劣化して火を噴いたのだそうです。現場検証で担当の方がすぐにここだと言ったそうです。家人が立ち会っていて、ここには延長コードのタップに電子レンジとオーブンのコードがさしてありました。このタップは約10年以上使用していました。

猫がケーブルをかじってそれが原因かと知人に問われましたが、3階の猫たちはケーブルをかじる猫は1匹もおりませんでした。みんな年齢の高い猫ばかりで、ケーブル相手に遊ぶ猫はおりませんでした。
私にしてみれば、私も家人もたばこをすいません。暖房はストーブは使わず全てエアコンでした。火の気のない家です。それなのになぜ火災が起きたのか本当に不思議でした。が、延長コードのタップだったとわかってかなり衝撃でした。
そしていつも通り8:30頃までリビングにいれば消し止められたのではないか、もっと名前を呼び続けたら亡くなった3階の猫たちは助かったのではないか、自分が助かり亡くなった猫たちを見殺しにしてしまったと心の中でぐるぐる回っています。





