◆状況
2021年の5月に命のバトンプロジェクトを開始して約1年が経ちました。
その報告を記事にしたいと思います。
チームCさかどがレスキューし、伊藤がお世話した猫10匹のうち8匹が譲渡することができました。
本当はレスキューした子猫はもっともっといました。私はTNRが主たる活動なので、物理的に大多数の子猫のお世話はほとんどできません。
それで、人馴れ上手、飼養上手、譲渡の巧みなボラの友人たちに助けを求め、引き受けて貰えて、ボラ友から譲渡して貰いました。
もうこれには本当に感謝感謝で、その言葉しかありません。私のできないことを代わりにやってもらって私自身、精神的に安堵しました。
ベテランボラ友 Mさん 15匹
ベテランボラ友 Kさん 6匹
2021年は本当に子猫事案の多い年でした。年に5-6匹は常に譲渡しておりましたが、次から次へとレスキューしなければいけない子猫が出現して、半分パニックになってしまいました。2021年はそのような年でした。
◆チームCさかどの譲渡方法
コロナ禍で譲渡会で里親を探すということは難しいだろう、私自身の時間がない、効率よくそして近隣の質の高い里親さんに譲渡をしたいと考えました。その結論はラインで里親希望者さんに事前に登録をしてもらい、チームCさかどの伊藤の家で保護している子猫たちに会いにきてもらうという形を取りました。
ライン登録については、チラシを作り、いつもお世話になっているスーパーさんやコンビニさんに貼ってもらいました。通常の里親募集と同じ感じです。
「なぜラインなのか?」ですが、ライン登録をする方たちは濃いからです。濃いという意味は、能動的な行動、志向が強いということです。
チームCさかどの伊藤の家で、私からいろいろと猫の話しをして、里親希望者さんのお話も聞き、前に進めていきます。なので、1回こっきりではありません。何度も何度も足を運んでもらっています。
私たちは非常に気を使って子猫の飼養をしているわけですが、先天的なものか後天的なものかわかりませんが、亡くなってしまった子猫も何匹かいました。自分たちの非力さを思い知らされた年でもありました。
◆プロモーション動画を作った
子猫たちのおいたちを動画にしてyoutubeにアップしました。何度もみてほしかったのです。第2の人生を幸せなものにしてもらいたいと思った時、「そうだ!プロモーション動画を作ろう!」と思い立ちました。
で、慌てて3本作りました。10年以上前にアドビプレミアで動画を作った経験があり、又パソコン教室でWindowsのムービーメーカーを教えていたので、やれるだろうとPowerDirectorをサブスクして作りました。
日頃の動画もアップすればよかったのだけれど、TNRで外に出ていることが多く、完全にできませんでした。1日が48時間あればと。よかったらご覧ください。
東西南北の4匹(1期生)
https://youtu.be/01I-am2Igvw
てっちゃん、むっちゃんの2匹(2期生)
https://youtu.be/dJw0XSrtkFI
くう、ふう、ケン、メリーの4匹(3期生)
https://youtu.be/0XduNW38PNE
ちびこ、茶太、チータの3匹(4期生)
忙しく時間がなく動画作れず
◆譲渡された子猫たち
チームCさかどより譲渡された子猫たちの近況写真とコメントを頂いております。ご紹介しますね。どの子たちも幸せにしてもらっていて心から感謝しています。
鶴ヶ島市のSご家族
初めはお母さまがご訪問くださり、いろいろとお話をしました。その後、ご家族でお越し頂き2匹のトライアルが決定いたしました。お父様の「兄妹を離したらだめだよ」というお言葉が印象的でした。小さいものに心を砕いてくださるお人柄が垣間見え、きっと幸せにしてくださると確信できました。伊藤宅にいた時の子供時代の写真も一緒に掲載しますね。すっかり大人の猫になって体格もしっかりして安心しています。この後も末永く家族の一員として暖かく見守って頂ければと思います。心から感謝申し上げます。
坂戸市泉町のTご家族
十何年も可愛がっていた飼い猫さんが亡くなられて寂しく生活をされていたそうです。いつもいる子がいない。いつも笑顔にしてくれた子がいない。そのような中で新しい家族を探してチームCさかどの譲渡に応募されました。来られる時はいつも家族4人で、全員大の猫好きだそうでそれを聞いて安心したことを覚えています。譲渡の直前に近所の水路に落ちた子猫をレスキューしたとのこと。2匹飼いということになりましたが、伊藤推薦の子は大所帯で育ちましたので、免疫はあり心配しませんでした。トライアルでうまくやれることを確認し譲渡となりました。レスキューした子猫も大きくなり、2匹でご家族の皆様と楽しく暮らしているようで安心しております。
坂戸市千代田のAご家族
ご夫婦で訪問してくださいました。ご主人様は怪我をしたカラスの面倒をみて、元気になって放したという経験がおありだそうです。それを聞いて、きっといろいろ猫たちの生活のハード面ソフト面を考えてもらえて、猫たちは幸せになるだろうなと思いました。この猫たちはまだ赤ちゃん猫に毛をはやした位だったので、かなりの時間待ってくださいました。先日用事があって訪問し面会できました。どちらもご夫婦に愛され、何不自由なく幸せに暮らしていることがわかってとてもうれしかったです。大人猫になったので、食事や栄養面、ワクチンなど仔細に面倒をみてくださっていました。心から感謝申し上げます。
坂戸市上吉田のSご家族
ご両親とお子さん2名がたずねてきてくれました。まだ他に2名のお子さんがいるとのこと。猫を飼うのは初めてとのことで、心配半分うれしさ半分の気持ちが伝わってきました。伊藤宅にいる猫たちは大所帯馴れといいますか、ワイワイガヤガヤの生活が普通と思って生活している子猫たちなのでその点は全く心配しませんでした。トライアルにあたっては大きな猫ケージ、大きなキャットタワーを準備してくださり大歓迎されていることがわかりました。トライアル最終日に猫の顔をみたら嬉々としており、ご家族の皆さんの中で今後も幸せに暮らすだろうと譲渡となりました。
鶴ヶ島市のSご家族
伊藤宅を訪問してくださった時に「訳あり子猫たちの譲渡に賛同します」とはっきりおしゃってくださり、ものすごく嬉しかったことを覚えています。その後何度も伊藤宅に通って頂き、子猫たちをみてくださいました。長い時間いろいろな猫の話をしました。真摯に耳を傾けてくださり、きっと譲渡されたら大切にかわいがって貰えるだろうと確信いたしました。
鶴ヶ島市のYご家族
以前に譲渡をしたご家族の紹介でおいでになりました。先住猫がいるとのことで、多頭飼いについていろいろお話をしました。伊藤宅の猫はいろいろな人間と接しているので人間馴れしております。猫同士も大所帯で生活しているので猫馴れもしています。先住猫さんの健康を第一にトライアルをしたことを覚えています。先住猫さんが徐々に接近していることがわかり大丈夫だと判断して譲渡にいたりました。ご家族全員がかわいがってくださり、本当に感謝しております。