4月2日に続き、4月3日営業前の朝に2匹のオスの去勢手術を行いました。
伊藤は助手しています。
「茶トラは、体全体が消耗しているようだ」と先生がおっしゃいました。あとでわかったことですが、エサやりさんが「発情でろくにご飯も食べていなかったよ」とのことでした。
やはり、発情するとそれにまっしぐらで、ろくにご飯も食べず、身を削って繁殖活動をするのですね。なので、消耗していたと。
先生は、初めてみる猫の状態を言い当てたのです。すごいなと思いました。
後日、メス2匹オス2匹のエサやりさんから、「3日後に戻ってきたよ。本当にお世話でした。今後はとても楽しみだ。」との連絡を頂きました。
もう一人のエサやりさんは茶トラの面倒を見ている方ですが、「すぐに帰ってくるよ。」とのことでした。
どうだろうと思っていました。だって、生きるか死ぬかの恐ろしい思いをしたのですから。そしたら、放したとたんに、エサやりさんのいつもおいてある水飲み用のバケツに飛んでいきました。「あ、本当だ、すぐに戻った。」
どちらの場合ものら猫という小さな命に対して、できるだけのことをしようとしておられます。これが共生の一歩なのかなと思いました。