のら猫オスの去勢手術

チームCさかどが作った仕組みの動物病院で5匹の不妊去勢手術を行いました 。初手術になります!

4/2 火曜 オス1匹 メス2匹
4/3 水曜 オス2匹
合計5匹

全頭、伊藤が助手としてお手伝いしました。

獣医の先生は、「麻酔がかかっているということは仮死状態だから」とテキパキと、しかしながら丁寧に、細心の注意を払い、ひとつひとつ確認しながら前に進めてくれました。手術が終わった後は、麻酔から覚まさせる注射を射ちました。

短時間で終る手術ですが、その気の使いようは、とても私が頼んだ金額ではできないですよ。原材料費を含め。改めてそう思いました。それを何の条件もつけずに私の言い値を飲んでくださった先生に本当に感謝です!

3/9のシンポジウムで、誰かさんがオス2,000円、メス4,000円、時給にしたら10,000円位になると言ってました。この人はこんな事言って、よく分かっているのかなと思いました。これは私の本音です。かかる原料費も考慮してないし。

つまり、普通の獣医にその金額を要望することは厳しくて、もしやれるとすれば、専用の術式が必要だということです。それとのら猫を救いたいという完全なボランティア精神も。

獣医の先生いわく、オスの場合、切除するのではなく、引っこ抜く術式があるのだそうです。めちゃくちゃ早くダメージもないそうです。現役のお父様はその術式でやっているそうです。年齢の高い獣医さんの技らしいです。

4月2日は営業前にオスを1匹、営業終了後にメス2匹を手術しました。そうです、営業時間の前と後に手術を行ってもらっています。

のらですから、自分はどうなるのだろうと相当な不安を抱いていることでしょう。
麻酔がぬけていないのでこのような感じです。
親指の爪が傷ついていたので、抜爪というものをしてもらいました。この先生は、安い金額にもかかわらずに手当しなければいけないことはすぐにしてくれました!それにも感謝です!
メスの1匹目です。この子はおなかが大きかったです。それについては別の記事で。
エサやりさんの話によるとこの子は推定9か月のメス猫です。猫の場合は月齢9か月で妊娠可能になります。
エサやりさんにとても懐いていて、キャリーにエサ皿をいれたら、すぐに入ったそうです。もう一匹のメス猫はお母さんです。いくらか不安は薄らいだのではと思っています。
これがお母さん猫です。エサやりさんはおなかが大きいのではと心配していましたが、妊娠はしていませんでした。先生いわく、子宮蓄膿症の一歩手前だとのことでした。子宮が腫れあがっていました。写真を撮りそこねてしまいました。
エサやりさんの大きなお庭で母猫はメスとオスの子猫を育てたとのことでした。
術後は体温が下がり寒くなります。人間もそうですよね。私も内蔵を手術した時あんかをいれてもらった経験があります。なので、床マット、ペットシーツ、大判敷布で一個一個包み、その上から厚手の毛布で寒くないようにしました。
ゆっくり休んでください。
放す1時間前にご飯を食べさせました。捕獲にあたり丸2日食べていなかったので、皆さん完食してくれました。
オス1匹、早朝では寒いのでお昼ごろに、ご飯を食べさせて、広いお庭に放しました。
メス2匹は24時間経過し、まったく問題ないようでしたので、お庭に放しました。

4月3日手術のオス猫2匹については次の記事で「チームCさかど経由の動物病院で初手術しました その2」で。