チームCさかどTNR報告

TNR実績とはなんぞや

TNR実績とはなんぞやと思っている人に簡単に説明します。

チームCさかどは、坂戸市環境政策課さんとTNRで協働しています。野良猫不妊去勢手術無料という事業を坂戸市が展開していて、その現場での作業をチームCさかどが市役所に登録をかけ、登録団体として行っています。

TNRとは、のら猫を捕獲して(T=Trap)、動物病院で不妊去勢手術をして(N=Nueter)、捕獲した場所で放す(R=Return)ことをいいます。

直接的な目的として、のら猫の繁殖を止めることです。こうすることで子猫は生まれません。数が増えません。のら猫の寿命は平均3-5年です。数が減っていきます。こうすることによりのら猫の自然減を達成します。

自然減をする理由ですが、動物愛護法に抵触しない方法で、なおかつのら猫に起因するトラブルの減少化、子猫やのら猫の殺処分の減少化を達成するわけです。

坂戸市がこの野良猫不妊去勢手術無料という事業を立ち上げて今年6月で6年目に入ります。かなり街中ののら猫はいなくなりました。トラブルの発生もかなり減りました。効果は十二分に出ています。

TNRの数字

10月 メス6匹+オス4匹 合計10匹

11月 メス3匹+オス11匹 合計14匹

12月 メス6匹+オス3匹 合計9匹

10月から12月 メス15匹+オス18匹 合計33匹

 総括は別の記事でお届けします。

印象に残った猫たち

10月

認知症と精神病のミックス系の独居老人がかわいそうだと思うのでしょう。のら猫にエサを与えて、近隣から猫が増えているとクレームが入り動いた場所。包括、市役所職員、保健所さんが集まり捕獲となりました。実際に行うのはチームCさかどです。他の皆さんは現場にいて見守り役です。捕獲数4匹。捕獲予定は6匹で2匹は捕獲できず。包括さんがいうには昼間は調子がよかったが夜に調子が悪くなったと。この調子が良い悪いというのは症状が出る、出ないを意味しているようです。捕獲できていない猫は2匹ともメス。この後どうなるやら。相手様がいるこういう状況なので、てきぱきとできないということです。

11月

丸5年もTNR活動をしていると、かなりのリピーターさんができます。いつも仲良くさせて貰っています。市役所の事業やチームCさかどの活動に本当に深いご理解を頂き、とてもよく協力してくださいます。新入りの猫がくるとすぐに教えてくれて、いつもの通りに捕獲して病院、リターンします。このように芽をつむようにTNRを実施していくとてきめんの効果を発揮します。ありがたいことです。

12月

のら猫は2月から4月が繁殖期と言われています。なので、その前にメス猫は積極的に不妊手術をするべきなのです。今回は坂戸市郊外のTNRでした。総合計9匹のうち3匹がオスで、残りの6匹がメスでした。私としてはとても結果のよいTNRだったと思っています。

お知らせ

「チームCさかど」は、公益財団法人どうぶつ基金の「さくらねこ無料不妊手術事業」に参加している「坂戸市環境政策課」と協働してTNRを行いました。
どうぶつ基金が発行する「さくらねこTNR無料不妊手術チケット」によって行った不妊手術・ワクチン・ノミ駆除薬の費用については、全額どうぶつ基金が負担しました。どうぶつ基金にご寄付をしていただいた皆様に感謝いたします。

※さくらねこTNRについて:
https://www.doubutukikin.or.jp/contribution3/  
※SNS→@doubutukikin #どうぶつ基金 #さくらねこ