のら猫去勢手術

これで4月のTNRは最終、4月の手術合計は12匹でした。チームCさかどの目標はひと月10匹です。目標はクリアできました。様子を見ながら、今後は増やすことも考えます。

手術の子たちは、4月21日と同じ現場です。あるお宅に最近猫が数匹やってくるようになった、もともと動物好きで、のら猫たちの避妊去勢をしたいというお話でした。

そして、私は「マダニ」を初めてみてびっくりしたのです！そうです、過去には経験がありませんでした。

この子たちのあそび場は草ぼうぼうの河川敷とのことでした。草ぼうぼうの中にマダニが潜んでいたのですね。そして、通りかかったこの猫たちに食いついたのです。

私は耳垢がついているのだと思っていました。麻酔のさめないうちにふき取ってやればいいかと思っていました。そしたら、先生が「マダニ」と言いました。これがマダニかあと生まれて初めて本物を見ました。両耳にいっぱいついてましたよ。
オスです。きっと河川敷に行っておもしろおかしく遊ぶのだと思いますが、マダニの標的にもなっていましたね。先生いわく、絶対に引っこ抜いたりしたらダメとのこと。口先が食いついていて、引っこ抜くと牙みたいなものが残り、病気をひきおこすばい菌などが体内に入ってしまうとのことでした。
もちろん、ノミ、ダニ、マダニ下ろしのスポッツを術後につけました。捕獲器の下にペットシーツを敷き、大のビニール袋にしまいこんでしまいました。だって、これから死骸、もしくは半分生きてるマダニがうろつくかもしれませんので。恐ろしいですね！
翌朝は、猫の耳にはマダニの姿はありませんでした。とりあえず、良かった。でもこのスポッツ1か月しか持ちません。リリースした後、また河川敷に遊びにいったら同じことになります。先生いわくこのような状況では、マダニに血を吸われ、体調を壊し、病気になり長生きしないとおっしゃっておりました。
今回オス2匹で、マダニの子はオス、この子もオス。この子もマダニが耳についておりました。河川敷に行っているのでしょう。
メスが2匹。三毛さん。先生がこの子のおっぱいを見て、「どこかで子育てしているかもねぇ」とおっしゃっていました。不妊手術をしてもおっぱいはちゃんと出ますので心配しないでください。
ちょっと長毛の三毛さん。この子が妊娠しておりました。堕胎しました。その子たちはペット霊園で荼毘に付し、共同墓地に入れてもらいます。
少しだけ開腹し、妊娠だとわかり、少しずつ切り口を広げました。
5月の連休は小寒いです。絶対寒くないようにといつもと同じで、厚手の毛布かけてます。もちろんひとつひとつは大判シーツでくるんであります。
翌朝ですが、丸2日食べていないので、早朝5時頃にひと肌のにぼしスープ、午前9時ごろに缶詰とカリカリの3点盛りを出しました。これはご依頼人さまからの提供だったのです。とても気を使ってくださいましてありがたかったです。
午前10時、少し雨模様でしたが、ご依頼人さまと一緒にリリースしました。元気でいきるんだよ！