オス3匹の手術

4月19日、「ホームページをみました」と電話が入りました。話をきくと子猫が増えた、突然庭に来出した、どうにかしてほしいとのことでした。現場を見ていいですかというと大丈夫とのことで、すぐに現場を見に行きました。

さっそく翌日20日に捕獲器をしかけ、3匹捕獲できました。翌21日の朝手術。24時間伊藤宅に滞在してもらい、22日にリリースしました。

ここは近隣に空き家が多いとのことで、空き家でのら猫たちは雨風をしのぎ生活しているもよう。やはり、心優しいエサやりさんたちが朝晩ご飯を出しておりました。

避妊去勢をしないと増えるということは理解しており、過去に何匹が避妊去勢手術をしたそうです。しかしながら、手術代金が高額なので、ホイホイとは手術できないとおっしゃっておりました。

その通りです!長いこと自腹の私にもよーくわかる話です!思わず、「ですよねー!高いですよねー!抜糸で連れていけないし、ねー!」と大盛り上がりしました。

このエサやりさんたちは、長い間この辺の猫をお世話しているので、よく知っていました。猫を飼っている人たちは完全室内飼いで外には出さないとのこと。

あちこちの情報もよく知っていました。このようにネットワークがあるとこちらとしてはとても助かります。私の話もきちんと聞いていただけて、とても感謝しております。

地域猫の話もしました。今、市や市長に再三「県からの地域猫の交付金申請」をしてくれるよう頼んでいるので、交付金がもらえるようになったらお金の心配をしないで地域猫ができますと。乗り気でしたよ。

手術をしてオスだと判明しました。写真でどうぞ。

ボス猫、ブッチ。結構愛嬌があるらしく人気もののようでした。ブッチ、ブッチと呼ばれていました。体がデカいです。噂によると多頭崩壊でちった猫ではないかとのこと。人なれしているようでした。
みんなで見守る中、ゆうゆうと捕獲器を通りすぎて、向こう側に座り込みこちらを観察してましたから。
皆さんがいうにはブッチの子どもだろうとのこと。ブッチはこの子達がくるとエサを譲るのだそう。その場を立ち去り、後で食べにくるらしいですよ。
これもブッチの子だろうとのこと。この子もご飯を食べにくるとブッチは譲るのだそうです。
上目使いでにらんでます。体格がよいので、捕獲器が小さく見えます。神経が細いのか、伊藤宅で翌朝の手術を待つまでに下痢をしてしまいました。手術まで必死でふき取ったのはいうまでもありません。
手術の写真がないのです。すみません。必死だったもので、撮り忘れました。手術が終わり伊藤宅に戻り、寒くないように包みました。
朝方の最低気温は12-13度。術後、寒いだろうと厚手の毛布を掛けました。
翌朝、みなさん体調は大丈夫と判断し、パウチを70グラムづつ食べさせました。2匹は完食、1匹はひっくりかえし、食べておりませんでした。
22日元の場所でリリース。全員飛んで行ってしまいました。ブッチは翌日、ちゃんとご飯を食べにきたそうです。子どもと目されている2匹は3日位かかってご飯を食べに来たとか。あとは自分の人生を全うして、エサやりさんと仲良くね。