TNRをした子の非業の死 メスのミケちゃん

9月の中旬頃、夜スマホに電話がありました。動揺している風でした。

要約すると、「夕方、近所の家の車の下で昼寝をしているのをみかけた。買物から戻ったら、塀の脇に死んでいる。どうしたらいいかわからない。」

近所だったので、「行きます」と伝えでかけました。

街灯もない場所で真っ暗で、懐中電灯でみてみると頭がつぶれて目が飛び出した状態でした。冷たく硬くなっていました。硬くなっているということは、4-5時間以上は経っていると思いました。

段ボールがあるか聞くと小寒い時に使おうと準備したものがあるとのこと。それにバスタオルでくるんで収めました。

ここで生まれ、ここでご飯をもらい育ったのだから、一晩家に置いてお別れしてくださいと言い、そうしてくれることになりました。

翌日車で亡骸を引き取りに行き、ひかりペット霊園で荼毘に付すために搬送しました。

ひかりペット霊園に事前に電話をしていきさつを話したところ、快く受けてくださいました。寸志を持っていきましたが、受け取らなかったです。

この寸志は、エサやりさんが私に渡したものです。それを契約以外のお願いだったので寸志という形で渡そうと思ったのです。

明るいところで亡骸をみたところ、頭にタイヤ痕らしきものが見えました。

恐らく、車の下でぐっすり眠っていたのでしょう。車が動くのがわからず、タイヤにつぶされたのだろうと推察できました。即死だったと思います。

エサやりさんが、手術後、「みんな元気でお庭で遊んでるのよう!」と弾んだ声で教えてくれたことが思い出され、言葉にならずただただ胸が痛みました。

虹の橋のたもとで、エサやりさんを待っていることと思います。合掌。