20181003行田TNR一斉

2018年10月3日、行田にて一般社団法人 全国野良猫対策連合会の行うTNR一斉に参加しました。このTNR一斉というのは、予約をしてそこに当日手術を希望するのら猫たちを連れていきます。すると避妊去勢手術をしてくれますが、それだけではありません。3種ワクチン、ノミダニ駆除、そこでできる傷病治療をしてくれます。

避妊去勢手術は、その道の大ベテランの獣医さんがしてくれます。のら猫ですので、2回目のチャンスは無いわけです。ですので、のら猫専用の高レベルな術法で行ってくれます。抜糸は不要で、ダメージを極力抑えた切開1cm位の手術です。おそらく日本一の手術ではないでしょうか。

私は外で捕獲器洗浄をしていたので、手術の現場は見ることはできませんでしたが、見た人によると、5分位で終わったのだそうです。すごいと言っておりました。

手術前日ののら猫捕獲について

3か所での捕獲で、午後3時からスタート。
1軒目、捕獲器のそばで待ちましたがなかなか捕獲できず。エサやりさんの協力により見守りをお願いしました。2軒目、捕獲器にどんどん捕獲され夕方には6匹全頭捕獲が完了。そうこうしているうちに1軒目も捕獲成功。
3軒目は、夕ご飯の後に捕獲器設置。設置場所のそばに車を駐車し車の中で待機。約1時間で全頭捕獲完了。

全ての猫たちを伊藤宅に保管。写真撮影とリスト作成と体調チェック。皆大丈夫でした。

のら猫避妊去勢手術当日について

翌朝、車に積み込んで会場まで搬送。受付をしました。私たちの受付前も後もたくさんののら猫たちがきていました。後で聞きましたが、手術総数109匹だったそうです。

どんどん受付をして中に運ばれる猫。入っていたキャリーケースや捕獲器は外にだされ、外でキレイに洗浄です。その役を仰せつかって洗剤付きブラシで洗浄し、水道水で洗いながし、雑巾でふきあげ、手術の上がった猫を再び保管するために中に持ち込まれていきました。

私の依頼した猫たち12匹が出来上がってきました。まだまだ麻酔からさめず。術後は寒いのでシーツをかけて暖をとるようにしました。

全ての捕獲器の洗浄作業が終わった時点で、自分たちの猫を車に乗せ帰路につきました。

伊藤宅に猫を一晩保管。戻ってから全頭体調チェック。寒くないようにして過ごしてもらいました。翌朝、再び全頭体調チェック。全頭大丈夫と判断できましたので、3軒にそれぞれ搬送し、リリースしました。

猫たち、捕獲器の扉をあけたら、バーッと飛び出しました。「後は自分の残りの猫生を生きるだけだよ。エサやりさんと幸せに暮らすんだよ」と見送りました。

今回の費用は私の自腹です。私のように自腹で個人で活動している人は坂戸に結構おられます。埼玉県は県の事業として地域猫の団体やTNRをする個人に対し、市町村経由で補助金を交付しています。年間40万円、3年事業です。坂戸市役所はその補助金事業への申し込みにネガティブです。やっていただけると活動するものとしては金銭面で大変助かります。そして、活動もかなり前進するでしょう。

私たちはのら猫という命に対して真剣です。だから自腹を切ってでもできるのです。その点を理解してくださるとありがたいですね。

のら猫問題を環境衛生問題と考えるならば、環境衛生問題を市民の自腹で解決するって、ありかな?どう思います?