4月21日に手術をおこなった現場の依頼主さまから「置き去り猫」について相談がありました。
ご近所さんが家を貸した、その借家人はアルコール中毒で施設に入って戻ってこない、とても人懐こい猫が2匹置き去り状態。それをみかねて朝晩ご飯を出し、トイレの始末、ブラッシングなど毎日面倒をみているとのこと。
メス2匹の姉妹だそうです。きちんとご飯を食べているので健康状態は良好、年齢は10歳くらいだそうですが、もっと若く見えます。日頃のお世話とお手入れのおかげかと思います。心を砕いてくださった相談者さまにに感謝!感謝!
その置き去りにされた家はもちろん空き家で、家具などが置いてありました。かび臭いでした。冷暖房がなく、近年の強烈な暑さでかわいそうだとのこと。夏前に里親さんをみつけてあげたいとのことでした。
家の持ち主と連絡が取れていて、現在の事情も知っているし、猫のご飯代を出しているとのこと。ただ、猫がいなくなったら、その家は解体したいという希望を持っていると話してくれました。
坂戸は高齢化のスピードが早く、このような置き去り状態になるペットは今後もたくさん出てくると推察できます。
どうにかしたいです。仕組みを作れたらと考えています。
1)置き去りが発生
2)譲渡のため所有権の放棄 (あるいは 現場で所有者以外のマンパワーで飼養)
3)該当動物の健康状態のチェック (譲渡不能もあるかも)
4)里親さんの条件チェック
5)譲渡前講習の実施
6)トライアル
7)譲渡契約書の取り交わしと正式譲渡
8)その後のフォロー(定期交信、金銭面や飼養面、その他)
これは机上の話です。思いもよらない事案もあるでしょう。
これに関わる人は多岐に渡るでしょうし、協力をあおがなければいけない人や会社も出てくるでしょう。そして何よりマンパワーと金銭面が一番難しい点になるでしょう。
人間が望んでペットを飼い、癒してもらい、人間の都合でペットたちは自分ではどうにもならない運命にさらされることを黙ってみているわけにはいかないです。
どうにか仕組みを作りたいです。